■毎日、体重を測定し、記録します。
■最終日に解剖を行い、臓器の重さを測定します。
■飼料の違いと、ラットの成長及び臓器への影響を観察することにより、たんぱく質の栄養価について学びます。
▼4種類の飼料によるラットの体重の変化を記録したグラフ(学生が作成)
結果
①体重増加量 A<B<C<D
②たんぱく質効率 A<B<D<C
③肝臓重量/最終体重 A<B<C<D
④腎臓重量/最終体重 A=B=C=D
?動物性たんぱく質(C,D)は体たんぱく質の合成を促進するため、植物性たんぱく質(A,B)より、体重が増加します。
?たんぱく質の量が多い方が、体重増加量は多くなります(C<D)が、たんぱく質の量が多くなりすぎると、たんぱく質が余って、脂肪に変換されてしまうため、摂取したたんぱく質に無駄が生じ、効率は悪くなります(D<C)。
?臓器の重量の変化から、たんぱく質の栄養は、肝臓の影響を与えますが、腎臓には影響を与えないことがわかります。
代謝量測定
■各自、ウォーキングとダッシュを行い、ダグラスバッグ法にて呼気を採取し、呼気分析を行います。
■呼気分析結果から、各動作の消費エネルギー量、糖質燃焼量、脂質燃焼量、活動強度を算出します。
▼ダグラスバッグ装着
▼ウォーキングによる呼気の採取
▼総呼気量測定
分析用の呼気を採気ボールに採取
▼呼気分析