2025.06.13

学園

女子栄養大学(优发娱乐官网_足球比分网-娱乐手机版8年度 日本栄養大学へ校名変更?共学化)が発信するおいしいお米の炊き方

いま、ニュースやSNSでも話題になっている「備蓄米」。備蓄米の店頭販売が始まりました。
お米の価格が上がるなか、すでに購入した方やこれから購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本学 小西史子教授(調理学研究室)が、「備蓄米をおいしく炊くためのコツ」を解説します。

古古古米の炊き方

古古古米とは、3年以上前に収穫された米で、15℃、湿度70-75%で保存された米です。
特徴として、風味は劣化しており、水分は減少、硬く、パサパサしています。ぬかは、脂質が酸化し、古米臭の素となっています。砕けやすい可能性があります。

本学創立者香川昇三?綾は100年前、胚芽米?ご飯の炊き方を研究

今から100年前、脚気(かっけ)が蔓延する日本は、栄養といっても、なかなか人々に理解されない時代でした。それでも、香川昇三は一人でも多くの人の健康を願って胚芽米の研究を続け、脚気予防に貢献しました。香川綾も、ご飯の炊き方、胚芽米の搗精法とその栄養価、動物実験などの研究に取り組みました。病院給食の改善では、胚芽米を取り入れた給食で、脚気患者が回復していきました。綾は、胚芽米の効果に驚きと感激を覚え、病気を予防する栄養学に人生をかけて取り組む決意をしたのです。

〈参考資料〉 香川綾 「栄養学と私の半生記」(女子栄養大学出版部)