衞藤久美ゼミ■国際食コミュニケーション研究室
野菜嫌いが考える!野菜摂取量UPへの道のり

私は野菜が嫌いだ。栄養や彩りの面からも野菜を食べないといけないと思うが、シャキシャキとした食感が嫌いで食べることが少ない。本実習の目的は野菜嫌いの人でも食べやすいレシピを考え、野菜摂取量を増やすためにできることを検討することである。今回は朝食や間食で食べることを想定して、人参&大根ゼリー、ほうれん草&玉ねぎ蒸しパン、野菜ジュース蒸しパンのレシピ考案を行った。また寄居町の健康弁当開発事業に参加し、スーパーや惣菜店で販売されている弁当の市場調査を行った。今後は引き続き他の野菜の蒸しパンを試作し、健康弁当に向けて具体的なレシピ考案、試作を行う予定である。
子どもの食事に関する困りごとを減らしたい!
―日本と諸外国の離乳食?幼児食の比較―

私は小さい頃から様々な食文化に触れてきたことから、外国の食文化に関心があった。また、甥が生まれ、子どもの食事に興味を持った。本実習の目的は、日本と諸外国の離乳食や幼児食(以下、子どもの食事)について知り、比較を行うことである。まず、今年の2月にベトナムに行った際に、子どもの食事や子育てについてのインタビューを行い、現地のベビーフードについて調査した。また、アメリカの子どもの食事に関する文献調査と、日本で売っている諸外国の市販のベビーフードの市場調査を行った。今後は、日本で子育てをしている保護者が抱える困りごとを減らすための情報発信方法を考える予定である。
市田柿をもっと身近に

私の祖母は、長野県南信州の特産品である市田柿という干し柿の生産や加工に携わっている。市田柿の生産、加工、流通といった一連の流れに興味を持ち、市田柿の魅力を発信することを実習テーマとした。文献調査より、市田柿は大正10年から市田柿の名称で出荷が始まり、平成18年に長野県第一号の地域ブランドに認定されたことが分かった。市田柿はビタミンA、カリウム、食物繊維等が豊富で、最近では栄養価の高い食品としても注目されている。また台湾など海外への輸出も増えている。今後は、市田柿をもっと多くの人に知ってもらうと同時に身近に感じてもらえるよう、その魅力を発信していく。