优发娱乐官网_足球比分网-娱乐手机版7年度 食文化栄養学実習

奥嶋佐知子ゼミ■調理学研究室


子供とスパイス
スパイスで食経験を広げる

ゼミで運営している子供料理教室で、私は『子供とスパイス』を研究テーマにレシピ提案を行っています。スパイスの香りなどの相乗効果や抑制効果、減塩?増甘効果を利用し、子供たちの食経験を広げることが出来るように子供料理教室で取り入れることにしました。また、提案するレシピは「素材の味を生かした味付け」「家庭で実践できる」ということを目指しています。また、子供たちは食べなれた味を好むため、家庭でよく食べられる料理に取り入れることに決定しました。今後はスパイスの効果を活かし、家庭料理の味を引き立たせるようなレシピ提案をして行く予定です。

さあにぎやかなロコモ予防

年を重ねるにつれ徐々に低下する骨密度を緩やかな低下にしたいと思い、ロコモティブシンドロームの予防に注目しました。ロコモの予防には、食品群をバランスよく食べてもらうためにその頭文字をとった「さあにぎやかにいただく」という合言葉があります。そして、ゼミで運営する中高年男性を対象とした料理教室の中で、合言葉の食材を組み合わせたレシピを提案し、1回の食事に4品目以上の食材を取り入れることとしました。また食事だけでなく、自宅でも簡単に出来るスクワットなどのちょっとした運動の提案も実施しています。ロコモ予防は私自身にも必要なので、受講生と一緒に取り組んでいきます。

学校給食って何がすごいの?

学校給食は「生きた教材」と言われている。しかし、実際は授業数などの都合上、給食時間の指導や、食育の授業は行なっていない学校も多くある。食に関して興味を持つ子どもは多いが、それを学校で学ぶ時間は少ない。そこで私は、子どもたちに身近な学校給食を教材として料理教室を実施したいと考えた。子どもたちには、普段自分たちが食べている給食を作ってもらい、料理教室で得た知識や経験を元に学校で食べる際にも「生きた教材」として意識して食べてもらえるようにしようと考えている。作るという体験を通して、食への興味関心だけでなく感謝の気持ちも育んでほしい。

野菜と果物に+ひとてま

家庭料理では、どれほど野菜や果物を摂取しているだろう。料理教室受講者である60歳以上の男性は比較的摂取量が多い年代だが、7割近くの人が厚生労働省の推奨する量に満たしていない。そこで、野菜と果物をもっと食べたくなるように「+ひとてま」な料理をテーマに料理教室を運営し、新しい食べ方や美味しさを発見してもらうことで、野菜と果物を食べる機会を増やしてもらうことを目的とした。「+ひとてま」とは、受講者が普段行わない、揚げる、蒸す、煮る、電動調理器を使う…など5人以上がやや手間と感じている調理工程のことであり、これらを料理教室に取り入れることにした。

毎日の食事で強い骨づくりしよう

学校給食がなくなる年代になるとカルシウム摂取量が減少してしまうという現状から、家庭の食事でも意識して摂取することが大切だと考えます。しかし、私は大学でカルシウムの大切さを再認識したため、子ども料理教室では成長期のうちに骨を強くするための食事について知ってもらい、家庭でも簡単に挑戦できるような料理を紹介し、カルシウムを摂取することの大切さが伝わるように工夫していきたいと思います。まずは、子どもたちが普段どれくらい意識して食べているのかを確認し、子どもの食事の傾向や食べ方などを知り、最終的には、積極的に食べてもらえることを目標に活動しています。