奥嶋佐知子?神保夏美ゼミ■調理学研究室
癒しスイーツの提案

私は、疲れている時や嫌なことがあった時にスイーツを食べることで癒され、幸福感を得ることが多くあります。この経験から、日々のストレスを和らげ、心を癒すようなスイーツを提供したいと考えました。具体的に、味?香り?食感?見た目を工夫し、食べた人がリラックスし、ほっとできるスイーツを提案します。5月の学内カフェでは、リラックス効果のあるカモミールを使用し、トッピングに華やかなエディブルフラワーを飾ったパウンドケーキと、それに合う柑橘とベリーのフルーツティーを提供しました。今後は、他のリラックス効果のある食材を取り入れた新たなレシピ提案?提供をしていきます。
お茶を楽しむタルト
ルイボスティー?ジャスミンティーとのペアリング

皆さんにとって身近なお茶は何ですか?私はルイボスティーとジャスミンティーが身近なお茶です。しかし、これらを飲むときペアリングを意識したことがなく、調査してみるとどちらもペアリングという楽しみ方は見つかりませんでした。そこで、ルイボスティーやジャスミンティーの香りや味わいが引き立つスイーツを提案し、魅力や楽しみ方を広めたいと考えました。前半の営業ではルイボスティーとのペアリングを考えたタルトを提供することに決め、試作を重ね、「ルイボスティーを楽しむ柑橘タルト」が完成しました。中間発表では、ルイボスティーの特徴や試作、改善点などを発表します。
セイボリータルトを広める
Café Céleste

タルトといえばデザートのイメージが多くあると思いますが、塩気のあるタルトという意味のセイボリータルトもあります。セイボリータルトはカフェやパーティといった様々なシーンで楽しむことができると考えます。本研究ではセイボリータルトの認知度向上、美味しさを知ってもらうことでタルトの可能性を広げることを目的とし、お食事系のセイボリータルトの製作に取り組んでいます。最終的にはレシピブックでまとめたいと思っています。今後は試作を重ね、学内カフェでの提供を行います。3 回の営業それぞれテーマを掲げ、具材を組み合わせて製作していきます。
ちょっぴり大人な洋酒パウンドケーキ
Café Céleste

幼い頃からよく食べていたパウンドケーキは私にとって馴染み深いお菓子である。また私はラムレーズンの焼き菓子やアイスクリームを食べた際、お酒の風味と特別感が非常に好きになった経験から、洋酒をテーマにすることにした。本研究では洋酒の魅力を存分に味わえるパウンドケーキを通して、洋酒を使った菓子の魅力を伝えていく。これまでの活動では、洋酒の魅力が引き立つよう、配合や製法、焼成温度などを検討し試作を重ねてきた。また5月に行った学内カフェのプレ営業では、プレーンとラム酒の食べ比べ形式で提供した。今後は新たなレシピ提案とカフェ営業を行い、研究を深めていく予定である。
甘味と塩味を堪能できる新感覚プレートの提案

私は自身の食行動を振り返った際に、甘いものの後にしょっぱいものや、その逆も食べたくなる味覚の欲求に興味を持ちました。そのような味覚の欲求を満たすプレートの考案を目的とし、甘味と塩味の2種類のスイーツをワンプレートで提供することで、交互に味わいながら、満足感を高められるのではないかと考え、研究テーマとして取り組んでいます。これまで試作を重ね、1回目のカフェ営業では、甘味スイーツにバナナのタルト、塩味スイーツにピーナッツのムースを提供しました。今後もカフェの運営や新しいスイーツの提案を通じて、さらに研究を深めていきたいと考えています。
野菜を無理なく食べられるスイーツタルト
Café Céleste

みなさんは毎日、野菜をどのくらい食べていますか?厚生労働省が定める1日の野菜摂取目標量は350gとされていますが、実際には多くの日本人がこの目標量に達していません。そこで本研究では、不足した野菜を補いつつも、スイーツとして楽しむことができる「野菜のタルト」を提案します。現在は、カフェ営業月である6月から旬を迎える、赤パプリカを使用したタルトを考えています。試作を重ねながら、タルト全体の味のバランスや赤パプリカの赤色を活かすことにこだわり、レシピの完成を目指しています。今後は、カフェでの提供や他の野菜を使った新たなレシピの提案も行い、研究を進めていきます。
米の魅力を伝える生米スイーツ

私は幼いころから米が大好きだ。研究では、主食としての食べ方以外の米の美味しさや魅力を伝えることを目的としている。米を使用したスイーツというと、米粉を使用したレシピが多い。そこで、本研究では生の米粒を使用し、米の風味や生米スイーツならではの食感を楽しんでもらいたいと考えている。5月の学内カフェのプレ営業では、生米を使用したマドレーヌを作成した。外側と内側の食感の違いを楽しむことのできるプレートを提供した。中間発表会では、これまでの試作の流れや営業後のアンケート結果などを発表する。今後は新たなレシピ提案とカフェ運営を行い、研究を進めていく。
四季のエディブルフラワー
エディブルフラワーを使用したタルト提案

エディブルフラワーとは、口に入れても安全なように農薬を使わずに育てられた食用花のことを指します。私は幼い頃から花を使った紅茶やお菓子が好きで、季節感や香りを楽しんできました。そこで、エディブルフラワーの魅力を多くの人に伝えるため、四季のエディブルフラワーを使ったスイーツを提案することを目的とし、カフェ営業に向けて試作を進めました。これまでのゼミ活動では、タルト生地 3 種の比較、様々な花のテクスチャや味を調査し、食べやすくするために試行錯誤してきました。中間発表では、試作品の紹介や改善点、カフェ営業に向けた取り組みを報告します。
ゆずの利用可能性を見つける洋生菓子

私が今回ゆずに着目した理由は、昨年食べたゆずのケーキの美味しさに感動したからである。それは見た目がゆずの形で、中にゆずのムースやコンフィが入った洋生菓子だった。その後、自分でオリジナルケーキを考える時はゆずを主役にしたいと考え本研究にたどり着いた。今回の研究の目的を、ゆずを主役にした洋生菓子を作り、洋生菓子を通してゆずのお菓子作りへの利用可能性を見出すこととした。ゆずの特徴である爽やかな味、匂いを最大限に生かした洋生菓子づくりを行っていく。世の中にあるゆずの洋生菓子やゆずの加工品をリサーチし、年間を通してゆずを楽しむことができることを目標に作る。